
遠近法5 ウッチェロ

「遠近法とはなんと魅力的なものなのだろう」と言いながら、夜も寝ないで遠近法の研究に没頭したと伝えられるウッチェロ。
「ジョン・ホークウッド騎馬像」では下の石棺は左下に消失点がある遠近法で描かれ、騎馬像は正面から見たように描かれている。
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1
遠近法1(ブルネレスキ) 2(マザッチョ) 3(アルベルティ)
4(聖会話) 6(ピエロ・デッラ・フランチェスカ)
ルネサンス 用語集
「ジョン・ホークウッド騎馬像」では下の石棺は左下に消失点がある遠近法で描かれ、騎馬像は正面から見たように描かれている。
4(聖会話) 6(ピエロ・デッラ・フランチェスカ)
ルネサンス 用語集
「大洪水」には左右に2隻の箱船が描かれているが、左右の消失点が一致していない。現実世界を表す遠近法の消失点をずらすことで世界の破局を強調しているように思える。この頃、遠近法によって表された空間は主題を展開するための舞台で、空間表現を目的とすることは逸脱行為とされていたらしい。ドナテッロはウッチェロに遠近法の使い方が極端だと注意したと伝えられる。
ウッチェロ ジョン・ホークウッド騎馬像 1436年
ウッチェロ 大洪水 ノアのばん祭と酩酊 1447年頃
ウッチェロ ジョン・ホークウッド騎馬像 1436年
ウッチェロ 大洪水 ノアのばん祭と酩酊 1447年頃