
東西交流 2
帝国各地の王族や地方君主の使節団が大都にやってきた。彼らは特産品や珍しい商品を携えた、公的で大規模な通商使節だった。また各地から多くの商人が大都を訪れた。
宗教界では、全真教の祖師がチンギス・ハンを追って中央アジアを巡った。ネストリウス派の司教は大都からフレグ・ウルスへ行き、さらにアルグン・ハーンの使者として西欧各地へ向かった。ローマ教皇の使者としてフランチェスコ派の修道士プラノ・カルピニやルブルクは中央アジアを旅し、モンテ・コルヴィノは大都にカトリック教会を開いた。日本からも多くの留学僧が元を訪れている。
世界各国史4 中央ユーラシア史
宗教界では、全真教の祖師がチンギス・ハンを追って中央アジアを巡った。ネストリウス派の司教は大都からフレグ・ウルスへ行き、さらにアルグン・ハーンの使者として西欧各地へ向かった。ローマ教皇の使者としてフランチェスコ派の修道士プラノ・カルピニやルブルクは中央アジアを旅し、モンテ・コルヴィノは大都にカトリック教会を開いた。日本からも多くの留学僧が元を訪れている。
世界各国史4 中央ユーラシア史
モロッコ生まれのイブン・バットゥータは、1325年にタンジールを出発し、各地のムスリムの協力を得て、中東から中央アジア、インド、中国を訪れている。さらにスペインとサハラ以南のアフリカへも旅して、旅行記「地域の珍奇と旅行の脅威との観覧者への贈り物(大旅行記)」を書いたが、人々から注目されることはなかった。一方マルコ・ポーロの「イル・ミリオーネ(世界の記述)」はヨーロッパの人々に東方への憧れを呼び起こしている。
東西交流3 1 モンゴル国 アジア史年表
イブン・バットゥータの旅行路 詳説 世界史研究 山川出版社
東西交流3 1 モンゴル国 アジア史年表
イブン・バットゥータの旅行路 詳説 世界史研究 山川出版社
