グリューネヴァルトは修業期にハンス・ホルバイン（父）と接触があったか、そこで徒弟時代を過ごしたかもしれない。ホルバインのぎこちない人物から、グリューネヴァルトは表情と手によってそれぞれの人の性格を表している。

左　ハンス・ホルバイン（父）
キリストの捕縛（灰色受難伝より）モノクロ
1498年頃　板　セミ・グリザイユ　88×86cm
ドイツ　ドナウエシンゲン
フュアステンベルク公美術館

下　グリューネヴァルト
聖女アグネス（左）と聖女ドロテア（右）モノクロ
1500〜02年　板　油彩　各49×86cm
ドイツ　フェステ・コーブルク美術館
ゲオルク・シェーファー・コレクション

世界美術大全集14　北方ルネサンス
1500年代　グリューネヴァルト　最後の晩餐