大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 indwx

オゴデイ 首都カラコルム建設 バトゥの西征

1235年、モンゴル高原の中央部に首都カラコルムが建設された。実務機能が整えられ、オゴデイの命令は書記局で文書化された。また財務全般の帳簿も書記局で管理された。
首班はウイグル人チンカイ、西方担当がホラズム出身のムスリム・ヤラワチ、東方はキタイ族の耶律楚材が担当した。三大属領の華北、トルキスタン(中央アジア)、イランには総督府がおかれた。カラコルムを起点とした各地への駅伝制(ジャムチ)が整備され、中央の命令は地方に伝えられ、地方の情報は中央に集められた。
東西二方面の遠征がおこなわれた。東はオゴデイの第3子クチュを総司令官とする南宋遠征。しかし開始してまもなくクチュが急死したため、統制を失って失敗に終わった。
世界各国史4 中央ユーラシア史
モンゴル国 アジア史年表
地図 興亡の世界史09 モンゴル帝国と長いその後 講談社