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テラコッタ

水でこねた普通の粘土を成型して窯に入れ、700〜800度の高温で焼成した素焼きの陶器。赤みを帯びた色で、家庭用品、建築資材(煉瓦、屋根瓦など)、造形芸術(建築装飾、塑像)など幅広く使われている。器類の使用は新石器時代までさかのぼる。
15世紀のルカ・デッラ・ロッビアはテラコッタに釉薬をかけ、彩色とガラス質をもつ陶板の効果を与えた最初の芸術家だった。彼に続きデッラ・ロッビア一族は活躍している。
16世紀になるとテラコッタの使用は衰退。大理石像やブロンズ像の習作、模型の素地に限られていった。
世界美術大事典 小学館

湿らせた粘土を手あるいは型を用いて成形し、乾燥させたあと一度焼成し、釉薬によって着彩して再度焼成する。この施釉テラコッタは、14世紀にはすでにイタリアの陶工たちによって使用されており、以後マヨリカ陶器の技法として一般的になっていく。
世界美術大全集11 イタリア・ルネサンス1

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