
フランコ・フラマン派の画家たち
1380年頃からフランスでのネーデルラント出身で王侯に召し抱えられた画家・職人の活動が見られる。若い頃故国を出て、フランス・バリでフランス・ゴシックの伝統にイタリアからの新傾向を加えた「国際ゴシック様式」の典雅な作品を制作していった。フランコ・フラマン派の画家たちと呼ばれる。
1369年ブルゴーニュのフィリップ豪胆公(1342〜1404)はフランドル伯女マルグリートと結婚、1384年フランドル伯ルイが死去してフィリップはフランドル、アルトワも領有することになった。
フィリップ豪胆公と息子ジャン無畏公(1371〜1419)は公都ディジョンに画家・職人たちを集めた。宮廷画家として公に仕えたのはジャン・ド・ボーメス(1396年没)、ジャン・マルエル(1415年没)、アンリ・ベルショーズ(1440/44年没)他で彼らによるとされる板絵作品が多く残されている。
1369年ブルゴーニュのフィリップ豪胆公(1342〜1404)はフランドル伯女マルグリートと結婚、1384年フランドル伯ルイが死去してフィリップはフランドル、アルトワも領有することになった。
フィリップ豪胆公と息子ジャン無畏公(1371〜1419)は公都ディジョンに画家・職人たちを集めた。宮廷画家として公に仕えたのはジャン・ド・ボーメス(1396年没)、ジャン・マルエル(1415年没)、アンリ・ベルショーズ(1440/44年没)他で彼らによるとされる板絵作品が多く残されている。
ブルゴーニュ公のために制作された作品と様式的に関連する多くの小型板絵が残されている。これらの作品の制作地・制作者(工房)を特定することはできない。諸侯の会計記録には宮廷画家への支払いが多く見られるが、残されている作品と同定されるものはほとんどない。
国際ゴシック様式の同質性がヨーロッパ各地に広がっていたことで、フランス・パリでの作品とされていたものがスペイン、ドイツ、イギリスなどでの制作と変更されたものも多い。
「ウィルトン二連祭壇画」はフランスの影響を受けたイギリス人の画家によって、1395年頃リチャード2世のために制作されたと考えられている。
世界美術大全集10 ゴシック2 ルネサンス 用語集
ヨーロッパ史 1356年 ブルゴーニュ公 マルグリートと結婚
国際ゴシック様式の同質性がヨーロッパ各地に広がっていたことで、フランス・パリでの作品とされていたものがスペイン、ドイツ、イギリスなどでの制作と変更されたものも多い。
「ウィルトン二連祭壇画」はフランスの影響を受けたイギリス人の画家によって、1395年頃リチャード2世のために制作されたと考えられている。
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