大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

トビアスと大天使ラファエル

旧約聖書外典「トビト書」の物語。
前8世紀、ユダヤ人のアッシリア捕囚時代。ニネヴェにトビトという老人が住んでいた。晩年失明し死が近いことを悟ると、息子トビアスに貸してある金を取り戻すために、メディアへ行くように命じた。トビアスは旅の道連れに、それとは知らずに大天使ラファエルを見つけ、愛犬とともに出発した。
ティグリス川で水浴びをしている時に、襲ってきた大きな魚を捕らえて、その内臓を取り出し、心臓と肝臓を悪魔払い用に、胆嚢を父の目の治療用に持って行った。(トビアスは持物として手に魚を持っている)
金を取り戻し、ある親戚の家の世話になって、その家の悪魔に取り憑かれていた娘サラと結婚、魚の内臓の効力で悪魔払いに成功する。ニネヴェに戻ったトビアスは、魚の胆嚢の効力で父の目を癒やし、大天使ラファエルの正体を知って感謝を捧げる。