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ルスーティ

ルスーティ フィリッポ Filippo Rusuti 13世紀末〜14世紀

この画家について解っていることは少ない。1288〜97年にローマで名門コロンナ家のための仕事をしたこと、1320年頃ナポリでアンジュー王家のための仕事をしたこと。1297年頃に息子で画家のジョヴァンニや弟子とともにフランスへ行きポワティエの宮廷で仕事をし、1308〜09年にイタリアに戻ったこと。
1288年以前にアッシジでトリーティともに壁画制作に従事した可能性が高いとされている。1322年の支払証に息子の名前だけがあるのでそれ以前に死去したらしい。
現存する作品はサンタ・マリア・マッジョーレ聖堂正面階上のモザイク「玉座のキリストと四天使」。フィリッポ・ルスーティ作と署名が入っている。
トリーティの弟子か共同制作者、どちらか不明。

世界美術大全集10 ゴシック2 人物略歴