
キリストの埋葬
処女たちのなかの聖母の画家は15世紀末にデルフトで活動したと考えられている画家。アムステルダム国立美術館に所蔵される「処女たちのなかの聖母」を中心とする一群の作品があることからこう呼ばれている。
女性の顔や衣裳にみられる風変わりな細部表現や素朴な表現主義のような独特な雰囲気に、フランドルとは異なる北ネーデルラントの地域性が表れているともされる。
右手前のアリマタヤのヨセフは異国風の被り物を頭にのせ、派手な色彩の衣裳を着けている。岩山の表現は奇想性を際立たせ、右奥の梯子を背負った人物(体に比べて頭部が大きい)は画家の細部についての関心を表しているとされる。16世紀ネーデルラント絵画の志向を示す早い時期の作品とされる。
1500年代処女たちのなかの聖母の画家
キリストの埋葬
1500年頃 板 油彩 55.3×55.3cm
イギリス リヴァプール ウォーカー美術館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
女性の顔や衣裳にみられる風変わりな細部表現や素朴な表現主義のような独特な雰囲気に、フランドルとは異なる北ネーデルラントの地域性が表れているともされる。
右手前のアリマタヤのヨセフは異国風の被り物を頭にのせ、派手な色彩の衣裳を着けている。岩山の表現は奇想性を際立たせ、右奥の梯子を背負った人物(体に比べて頭部が大きい)は画家の細部についての関心を表しているとされる。16世紀ネーデルラント絵画の志向を示す早い時期の作品とされる。
1500年代
キリストの埋葬
1500年頃 板 油彩 55.3×55.3cm
イギリス リヴァプール ウォーカー美術館
世界美術大全集14 北方ルネサンス
