大航海時代とルネサンス 大航海時代 ルネサンス 歴史 参考文献 index

刀剣騎士団・リヴォニア騎士団

1200年、ブレーメン大司教の甥、ブクスヘフデンのアルベルトがローマ教皇から第2次バルト十字軍の宣言を得て、3人目の司教として西ドヴィナ川(ダウガヴァ川)河口・現リガ市近くに上陸した。翌年からリューベックの商人とリガ市の建設を始め、1202年には十字軍兵士が騎士修道会の刀剣騎士団に再編された。1207年には地方名リヴォニアの語源となったリーヴィ族の征服が完了し、1227年のサーレマー島攻略でエストニアを含む西ドヴィナ川以北の制圧は終わった。なお北エストニアの教化と征服は、司教の要請を受けたデンマーク王が請け負った。
刀剣騎士団は西ドヴィナ川以南へ向かったが、1236年、シャヴレ(シャヴリャイ)の戦いでジムジ族とゼムガルィ族の連合軍に完敗した。翌年、刀剣騎士団は存続を維持するために、プロイセンのドイツ騎士団と合同した。(以後刀剣騎士団はリヴォニア騎士団)
リヴォニアとルーシ諸国は、1242年のペイプス湖の氷上の戦いと翌年のキプチャク・ハン国(ジョチ・ウルス)成立によって分けられることになった。

用語集 ヨーロッパ史 ポーランド・ウクライナ史
世界各国史20 ポーランド・ウクライナ・バルト史
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1223年 モンゴル侵攻前夜 部分